No.07 研究開発

短い時間で多くの結果を出せるよう心掛けている

安藤聡子

R&D総合センター製品研究所 2009年入社

!化学に関わる仕事がしたい

中学、高校の頃から授業や実験が好きで、大学院では金属錯体合成について研究しました。そして、仕事でも化学に関わり続けたいと考え、化学メーカーを中心に就職活動をしていました。

そんな時に、当社で働いている研究室の先輩に話を伺う機会がありました。そこで、入社数年目の先輩が、接着剤やアクリル製品に続く新規材料の研究開発にやりがいを持って取り組んでいることや、若手でも希望があれば自ら意見を出して新しいことにも挑戦していける風土であることを知り、この会社なら化学に関わりながら楽しく働くことができると感じて入社を決めました。

!水溶性アクリルポリマーの開発を担当

以前は、無機イオン交換体などの無機機能性材料の開発を行っていたのですが、現在は水溶性アクリルポリマーの開発を行っています。水溶性アクリルポリマーは、分散剤、増粘剤、粘着剤、スケールコントロール剤、バインダーなど、様々な用途に使われており、用途に合わせたポリマー構造や機能の設計が必要です。

そのため、お客様からのご要望を、できるだけ詳しく伺うようにしています。そして、ご要望をもとにポリマーを設計し、合成します。合成したポリマーをお客様に試していただいて、その結果をもとに改良を重ねています。

私はポリマーの開発に携わって間もないため、部署の上司や同僚、時には他部署の方たちのアドバイスを参考にしながら開発を行っています。

!グループで力を合わせて課題解決

上司や同僚との議論によって出したアイデアをもとにして、以前よりも高性能の製品を開発できたときや、製品の課題を解決できたときにやりがいを感じます。

無機機能性材料の開発をしていたときのことです。当社開発品のロットによって、お客様に使っていただいたときの性能が大きくばらつくことが課題となりました。この課題について当時の開発グループで何度も議論し、原因を推定しました。そして、新たな分析手法を用いて開発品を評価した結果、原因を突き止めることに成功しました。製造方法の改良により、開発品のロットに由来する性能ばらつきを大幅に低減し、お客様に納得いただいたときには大きな達成感を感じました。

!仕事も子育てもスキルアップ

現在、保育園に通う娘がいます。育児休業から復帰した当初は、子育てしながら仕事をしていけるのだろうかという不安もありましたが、職場の方たちは私の状況を理解し、勤務時間の変更にも柔軟に対応してくれています。家族も、娘が病気のときは預かってくれたり、保育園の送り迎えを代わってくれたりと、協力的です。

このように支えてくださる方々に感謝を伝え、また、認めてもらうためにも、時間を効率的に使ったり、期限ギリギリまで仕事を残さないようにしたりして、短い時間で多くの結果が出せるように心掛けています。また、家に帰ったらできる限り娘と向き合う時間をつくるようにしています。仕事も子育ても着実にスキルアップしていきたいと考えています。

!自分自身の人生設計について考えてみてほしい

私は、就職活動の際には、将来のことを深く考えていませんでした。結果的に、育児休業制度が利用できたことや、同僚や家族の協力が得られたことで出産後も働き続けることができていますが、働き方について何度も悩みました。

これから就職活動を行う皆さんには、学生のうちに自分自身の人生設計をじっくり考えていただきたいです。就職先を選ぶ際には、仕事の内容はもちろんですが、どのような福利厚生が利用したいか、勤務地の希望があるか、家族の協力が得られるかなど、イメージしてみてください。そうすることで、十年後、二十年後に自分がどんな社会人になりたいのか、どんな働き方をしたいのかが明確になり、就職活動の道が見えてくるのではないでしょうか。

一日のスケジュール

08:15
出社

娘を保育園に送って出社 メールチェック

08:30
実験

テーマ担当者で実験内容を確認し、実験に着手

12:00
昼食
12:45
実験

ミーティング後、実験の続き

16:00
社内業務

データ整理、報告資料作成など

16:30
帰宅

娘を保育園に迎えに行き、帰宅