株式会社ビーエムジーへの出資に関するお知らせ
2021年6月30日
東亞合成株式会社(本社:東京都港区、社長:髙村美己志、以下「当社」)は、医療用高分子技術を保有する株式会社ビーエムジー(本社:京都府京都市、社長:玄丞烋、以下「ビーエムジー」)へ出資しましたので、お知らせいたします。
ビーエムジーは1983年に創業後、国産初の生体吸収性縫合糸用ポリマーを開発するなど、バイオマテリアル分野のパイオニアとして確かな信頼と実績を築いてきた企業です。ビーエムジーは長年培ってきた医療用高分子技術を基礎とし、新たな医療用接着剤「LYDEX」を開発しました。LYDEXは天然物由来高分子を主成分とし、動物由来成分およびヒト血液由来成分を一切含まないため、ウイルス感染リスクがありません。また、独自技術による「高い接着性」と「優れた生体内分解吸収性」も兼ね備えていることから、使いやすく生体に優しい革新的な接着剤として期待されています。
当社では、近年、モビリティ、エレクトロニクス関連の材料開発に注力してまいりましたが、ヘルスケア分野につきましては、従来から販売している医療用接着剤アロンアルフアA「三共」に加え、数年前から化粧品原料や医療機器材料の新製品開発および拡充を推進しております。今回のビーエムジーへの出資を通じて、医療用接着剤「LYDEX」の開発、治験、普及を支援するとともに、同接着剤を利用した新規医療機器製品の共同開発を推進し、両社の成長と事業の発展を目指してまいります。
当社グループは、オープンイノベーションによる外部有望技術の導入と当社コア技術を融合し、従来の事業領域を超えた新規キーマテリアルを提供する新ビジネスユニットを創出する目的で、2021年1月から新製品開発事業部を新たに設置しました。今回の提携は、こうした新たな取り組みの成果であり、今後も中長期的な事業価値の向上と持続可能な社会の発展への取り組みを推進してまいります。
<ビーエムジーについて>
- 会社名 :株式会社ビーエムジー
- 所在地 :京都市南区東九条南松ノ木町45番地
- 代表者 :代表取締役社長 玄丞烋(げん しょうきゅう)
- 設立 :1983年6月28日
- 事業内容 :優れた生体内分解吸収性を有する医療用ポリマーをはじめとする、各バイオマテリアル製品の開発・製造・販売
<本件に関するお問い合わせ先>
東亞合成株式会社 コーポレートコミュニケーション部 電話:03-3597-7215