人財への取り組み

人的資本

P D C A
2024年の目標 2024年の主な実績 達成状況 2025年の目標
障がい者雇用率 2.5%以上の達成 障がい者雇用率2.48% ★★★

障がい者雇用率2.5%以上の維持

女性の活躍推進

(期間:2021年4月1日から2026年1月1日

までの5年間)

  • 女性採用比率:総合職30%以上、
    一般職20%以上
  • 女性管理職比率:5%
    (2026年1月1日時点で13人)
  • 女性採用比率:
    総合職35.1%、一般職15.0%
  • 女性管理職比率:4.4%
    (2025年1月1日時点)
★★

女性の活躍推進

(期間:2021年4月1日から2026年1月1日までの5年間)

  • 女性採用比率:総合職30%以上、
    一般職20%以上
  • 女性管理職比率:5%
    (2026年1月1日時点で13人)

 疾病予防施策の実行および健康意識の向上

  • 精密検査受診率:100%
  • 適正体重維持者率:70%
  • 喫煙率:23%(2026年までに15%達成)
  • 運動習慣者比率:40%
  • 精密検査受診率:72.5%%
  • 適正体重維持者率:60.6%
  • 喫煙率:23.7%
  • 運動習慣者比率:33.1%
★★

疾病予防施策の実行および健康意識の向上

  • 精密検査受診率:80%
  • 適正体重維持者率:70%
  • 喫煙率:20%(2026年までに15%達成)
  • 運動習慣者比率:40%

人的資本の考え方

事業環境の変化や技術革新が急速に進む現代において、企業が社会的責任を果たすべく新たな価値を創造し続けることは容易ではありません。当社グループでは、価値創造の源泉は人財であり、従業員と会社がともに成長する組織風土の実現が不可欠であると考え、人財育成、ダイバーシティの推進、ワーク・ライフ・バランスの実現、健康経営推進に取り組んでいます。従業員のやりがいにつながる人事施策の推進、育成面での積極的な投資を通じて、多様なバックグラウンドを有する人財がその持てる能力を最大限に発揮し、活躍と成長を実感できる環境を実現することを目指しています。これにより、社員のエンゲージメントや労働生産性の向上を図り、ひいては持続的な企業価値の向上につなげていきます。

人的資本の考え方 画像

人財確保・人財育成

採用活動

採用活動は、成長戦略の実現に向けて貴重な人財を確保するために必要不可欠な取組みです。当社グループでは、多様な人財を採用するために、新卒者、経験者を問わず広く門戸を広げています。また、入社後のミスマッチを防ぐため、業務内容やキャリアパスを具体的にイメージできるよう、現役社員との交流会や工場・研究所見学、ホームページによる情報発信を積極的に行っています。選考では、人物重視の面接を実施しており、企業理念に共感し、当社グループの成長をともに喜び分かち合えることを採用基準の軸としています。

東亞合成(連結・国内)の直近5年の新卒入社社員(3年後)定着率 画像

人財育成方針

まず自律的に考え、行動できる人財を育成することを主眼に置いています。また2025年中期経営計画では、海外展開の拡大、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進などを重要施策として掲げており、そのために、海外で活躍できる人財、およびデジタルスキルを活用して業務改革を進める人財の育成に注力しています。また、従業員一人ひとりが自分自身の成長に責任を持てるような育成プログラムを企画運営し、人財育成を推進しています。また経営に資する人財の育成はもとより、社会の維持・発展に貢献できるような人づくりにも努めています。

人財育成体系図

若手社員の育成

当社グループでは、入社3年目までを若手育成の重点期間としています。この期間で、自ら考えて行動する人財、さらに周りを巻き込み目標を達成できる人財を育てます。そのために、階層別研修を実施し、社会人基礎力を段階的に学ぶ機会を提供するとともに、OJTを通じて経験学習サイクルを回すトレーニングを進めています。さらに同期との学びは、ヨコのつながりの醸成に加えて、自分の強みや改善点を見つける機会になっています。

キャリア自律支援

当社グループでは、従業員一人ひとりが自らのキャリアビジョンを描き、その達成のために行動できるよう、キャリア自律支援を行っています。2018年から階層別のキャリア研修を実施し、年々対象者を拡大しています。また、2023年には国家資格キャリアコンサルタントの有資格者とのキャリア相談ができる環境を整え、2024年から本格的に従業員に働きかけ、キャリア面談機会の拡充を図っています。
さらに、必要なスキルを自分で選んで身につけることができるよう、自己啓発の支援も実施しています。特にeラーニングについては範囲を拡大し、学びの機会拡充を図っています。また通信教育、英語学習アプリおよび公開セミナーの費用を会社で助成するほか、資格取得支援制度による公的資格の取得を推進し、従業員の能力向上を図っています。

各種専門教育

当社では、早期に職場の戦力となるように業務に関連したテクニカルスキル教育を全社横断的に実施しています。
テクニカルスキル教育では、eラーニングや座学での基礎知識の習得、運転シミュレーターを用いた模擬体験によるプロセス原理の理解および器具・装置・ミニプラントなどを用いた実習などの基礎から実用までの幅広い教育を進めています。これにより、異常兆候の検知、異常時の対応操作および原因究明などの感受性の向上に加え、解析、対応力の強化に努めています。座学では単に講義を受けるだけではなく、受講者同士での討議、意見交換を行う場面を多く設定、積極的な発信・活動の場となるよう設計し、自ら学ぶ姿勢の醸成にも努めています。
安全衛生教育では、VRや模擬機器を使っての安全体感実習をより充実させることで、安全に対する感受性の向上を図り、安全・安定操業を継続できる人財の育成と技術・技能の伝承を進めています。

運転訓練シミュレーター

運転訓練シミュレーター研修の様子

キャリアセミナー開催

キャリア自律支援の一環として、2024年7月から管理職・操業長を対象に「キャリアセミナー」を実施しています。キャリア概念などを理解し、自己理解を進めると同時に、部下の自己理解促進、自己成長の支援に役立てるという目的のもと、社内の講演担当が各拠点を回って対面で実施しました。延べ25回実施し、338名の方が参加しました。対面でワークショップ形式で実施することにより、キャリアについて理解を深めました。
またアンケートでは部下の方々との対話にも役立てられるとの回答もあり、従業員同士のより円滑なコミュニケーションの一助となることが期待されます。

サステナビリティ