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2005年12月
燃料電池用電解質膜、第2回国際水素・燃料電池展に出展
DMFC単セルで7,000時間以上の運転実績を達成!!
東亞合成はこれまで、東京大学大学院工学系研究科山口猛央助教授の基礎技術を基に、東亞合成固有の高分子化技術と電気化学技術を融合した直接メタノール形燃料電池(DMFC)に適した低コスト電解質膜である細孔フィリング電解質膜(TSFシリーズ)を開発してきました。細孔フィリング電解質膜はポリオレフィン系多孔質基材中の微細空孔内に炭化水素系電解質を充填させた特異構造により、従来のイオン交換膜に無い特長を有する膜です。東亞合成は、さらに改良を加えることにより、例えば、従来のTSFシリーズ膜と比較してプロトン伝導度を50%高め、出力を20~30%向上させることに成功しました。2006年1月25日(水)より東京ビッグサイトにて開催される「第2回国際水素・燃料電池展」ではこの改良電解質膜の連続製造品(ロール)を出展すると共に、改良電解質膜を用いた試作DMFCによる実稼動デモを行う予定です。
東亞合成が開発した細孔フィリング電解質膜(TSFシリーズ)は炭化水素系電解質膜としては耐久性が高く、DMFC単セルにおいて、7,000時間以上の運転実績を達成しました。この達成結果を本展示会で紹介する予定です。皆様のご来場を、スタッフ一同、心よりお待ちしています。
- 新規開発品(改良膜)
細孔フィリング電解質膜 TSFシリーズ
(DMFC用の電解質膜として開発) - 特長1 電解質膜の膨潤を防ぎメタノールクロスオーバーを抑制します。
- 特長2 良好なプロトン伝導性を示します。
- 特長3 非フッ素系の電解質膜です。
- 特長4 大幅なコストダウンが可能です(膜、廃棄処理、触媒リサイクル等)。
- 特長5 炭化水素系電解質膜としては高い耐久性を有し、7,000時間の連続運転を達成しています。
- 特長6 ロールでの生産技術が確立しています。
無料招待券ご希望の方は、下記弊社問い合わせ先までご連絡ください。お持ち戴かない場合は有料(¥5,000)となりますので、ご注意下さい。
- 会期
- 2006年1月25日(水)~27日(金)10:00~17:00
- 会場
- ビッグサイト
- 弊社ブース
- 西4ホールNo.8-36
問い合わせ
- 東亞合成株式会社 新事業企画開発部
- 鷲見 章(すみ あきら)
TEL.03-3597-7356
FAX.03-3597-7371
E-mail akira_sumi@mail.toagosei.co.jp