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1997年8月吉日
「カリグリーン」米国で農薬登録を取得、本格的市場開拓へ
東亞合成株式会社(社長 專田 彬)は、人や環境にやさしいうどんこ病用防除剤として国内の野菜生産者に定評のある炭酸水素カリウム水溶剤「カリグリーン」について、米国での農薬登録を得るよう準備を進めていましたが、このたび米国環境保護庁(EPA)の登録認可を得たことから、海外での農薬ビジネスに大きな実績を有するニチメン株式会社と協力して、米国での本格的な市場開発に入りました。当面、カリフォルニア州などで、うどんこ病の被害が最も深刻なブドウと、キュウリ、イチゴ、タバコ、バラなど野菜や花の用途について市場開発を進めるとともに販売していく考えです。
カリグリーンは国内では1993年に発売以来現在までにイチゴ、キュウリ、パセリ、小麦、バラ、タバコのうどんこ病の他、ネギのさび病、キュウリの灰色かび病に対して登録を有しています。高い安全性と、病原菌に対して耐性(抵抗性)が付きにくいなどの優れた特長から、特に施設でのイチゴ栽培などには欠かせない薬剤として好評を博しています。
東亞合成は、今回の米国での登録認可を起動力として、更なるグローバル化をはかるとともに、将来は米国など海外での現地生産も含め検討しています。
初年度は米国、中近東を中心に150~200トン以上の販売を見込み、将来的には国内外で年間2000トン程度のビジネスに展開することを目指しています。
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カリグリーングループ 茂木 晃
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