操業
INTERVIEW
新工場の立ち上げを通じて、
多角的な視点を身につける。
M.K
名古屋工場 操業部 ポリマー課
2008年入社 / バイオ工学科卒
アクリル事業部高分子材料研究所
それまで化学には少し触れた程度で、専門的知識がなかったため、入社後の私はただただ必死でメモを取り、早く一人前になろうとしていた。ふと見返した時に内容の分からないこともあったので、常に振り返って整理することを心がけた。
アクリル事業部高分子材料研究所
分析業務を担当する。分析機器の仕組み・原理が最初は理解できなかったが、先輩方に質問を重ねることで次第に理解できるようになり、同時に分析機器の奥深さに興味を抱くようになった。勉強を重ねた結果、使用していた機器の保守保全までできるようになった。
名古屋工場第二製造部ポリマー課
研究所から製造現場へ異動となり、業務内容が大きく変わった。取扱薬品の量は膨大なものとなり、設備や配管も一目では見渡せない広さで張り巡らされていた。その中で安全に作業が進められている様子を見て、安全は自分たちでつくっていくものだと実感した。
名古屋工場操業部ポリマー課
昇格試験に合格し、ジョブリーダーとなり、部下をリードしていく立場となった。自分の指示や考え方一つで、現場の動きが良い方向にも悪い方向にも変わってしまうことも経験。責任感が強くなり、アクションを起こす前に、より深く考えるようになった。
INTERVIEW01
生物に興味があった私は、専門学校では生物を学びました。しかし授業で化学実験に取り組むうちに化学にも興味が湧いてきて、将来は化学メーカーで働きたいと思うようになったのです。ただ、興味はあっても知識がほとんどない私に、果たして仕事ができるかという不安はありました。その点、東亞合成は先輩がマンツーマンで徹底的に指導してくれること、研修制度が整っていること、何よりも化学系の出身ではない先輩がたくさんいて活躍していることを知り、“ここなら!”と思い、入社を決めました。
現在は、アクリルポリマーの製造・充填・梱包・出荷に至るまでの業務を担当。リーダーとして業務の割り振りや後輩への教育、メンバーの目標進捗状況の確認などを行っています。以前は上司から説明を受ける側でしたが、今、説明をする立場になってみると、自分の思いの半分も伝えられず、“伝わるまで伝える”ことの難しさを痛感しています。意思疎通は、現在の私の大きなテーマです。
INTERVIEW02
これまでで一番のチャレンジは、新工場の立ち上げです。作業方法や設備をゼロから確立させていきました。例えば製品が配管で詰まってしまうという問題が発生したら、いくつもの原因を想定して一つひとつ確認するという作業を繰り返しました。多角的な見方をすることの大切さを学べたと思います。また、安全な作業環境の実現も重要なテーマで、目に見えない潜在的な危険を排除することに全力を尽くし、基準書の作成を通じてチーム全員で安全な作業手順を共有しました。
この新しい工場で初めて製品を製造したときは、1kgのサンプルすらうまくできず、何度もやり直すことに。関係者総出で知恵を出し合い、協力し合って、納期ギリギリで製品サンプルを完成させたときは、そのサンプルに愛おしさすら感じたものでした。
INTERVIEW03
社外研修で学んだのが“熱意は連鎖する”ということです。モチベーションを高く保つには明確な目標を立て、それに向けて小さい目標を積み上げていく方法がありますが、一つひとつ目標をクリアーするたびに充足感が生まれ、それが熱意となってチームに連鎖していくことを学びました。そのために重要なのは、リーダーである自分がより強い熱意を持つことだと思っています。
これまでの会社人生では、多くの先輩方に助けていただきました。皆さん、自分の経験と知識を信じ、どんな事態に直面しても揺るがない強さを持っていました。そんな姿を目指し、私もこれからさまざまな経験を積んでいきたいと思います。
VISION
東亞合成はアロンアルフアが有名ですが、実はその他にもたくさんの製品があります。私たちが製造した原料は紙・パルプ、シーリング材、化粧品、水道水の除菌などに使われており、高いシェアを占めている原料も少なくありません。そういった製品もアロンアルフアのように有名になって、東亞合成の名前がもっと知られるようになったらと思います。
また、ワークライフバランスの取れた働き方ができるのも、東亞合成の魅力です。有給取得率は高く、残業も少ないので、充実したプライベートを実現できます。この環境も、働く上でのモチベーションにつながっています。
ベテランでも新人でも、自由に発言でき、いい提案は立場に関係なく受け入れてもらえるのが東亞合成です。前向きに仕事に取り組み、確かな足跡を残したいという方は、ぜひ挑戦してみてください。